ヨガは妊活に効果があります。妊娠を望む女性がヨガをすることで妊娠しやすくなります。ヨガにはストレスを解消し、心と体をリラックスさせる効果があるからです。

持続するストレスは不妊につがりますが、ヨガはストレスを解消する効果があります。以下に、ヨガにがストレス解消と妊活に効果のある理由を説明します。また、自宅でヨガを行うときのポイントと、おすすめの本も紹介します。

ストレスと不妊の関係

妊活にストレスはつきものですが、強いストレスが持続することで自律神経のバランスが崩れてしまいます。自律神経は、ストレスがかかっているときとリラックスしているときの体の反応をつかさどっている神経です。

自律神経のバランスが乱れることは、妊娠に必要なホルモンのバランスが乱れることにもつながります。自律神経と女性ホルモンは両方とも脳の同じ部位によってコントロールされているからです。ですから、強いストレスが続き自律神経が乱れると、女性ホルモンのバランスも乱れてしまいます。

また、ストレスを感じるとコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。これはコレステロールを原料として体内で作られます。妊娠に関わる女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンもまた、コレステロールを原料として作られます。

これらは同じ原料からできているので、強いストレスによりストれるホルモンがたくさん作られると、共通の原料が大量に消費されてしまいます。その結果、女性ホルモンの作られる量が減ってしまいます。

また、強いストレスを感じると、子宮や卵巣などの臓器への血液の流れが低下します。血液は、酸素や栄養素、ホルモンなどを届け、いらなくなった老廃物を回収する役割があります。

血液の流れが減少すると、子宮や卵巣へ運ばれるべき酸素や栄養素、ホルモンなどがいきわたりにくくなり、老廃物がたまりやすくなります。すると、子宮や卵巣の機能が低下し、妊娠しにくくなってしまいます。

ヨガはストレスを解消しホルモンバランスを整える

上記のように、ストレスが続くことで様々な悪影響が出ます。妊娠しやすくするためには、強いストレスを減らしてリラックスできる状態を作ることが大切です。

日常生活の中でストレスをゼロにするのは不可能です。しかし、リラックスできる時間を意識して作ることは可能です。そのための方法としてヨガはとても適しています。

ヨガのポーズや呼吸法を正しく行うと、脳内に興奮した神経を落ち着かせる物質が多く作られます。すると、心と体の両方に高いリラックス効果が得られ、自律神経のバランスが整います。

また、ヨガを行うことでストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が減ります。ストレスホルモンが減ると、女性ホルモンとの共通の原料であるコレステロールの消費が抑えられます。女性ホルモンの原料が不足するのを防ぐことができ、十分な量の女性ホルモンが分泌されるようになります。

また、ヨガで体を動かすことで、血液の流れがよくなります。血液の流れがよくなると、子宮や卵巣などの臓器にも酸素や栄養素、ホルモンなどがしっかりいきわたるようになり、子宮や卵巣の機能がよくなります。

このように、ヨガを行うことで、ホルモンのバランスが整い、子宮や卵巣の機能が高まり、妊娠しやすくなります。

 

自宅でヨガをするときのポイント

ヨガを続けることでホルモンバランスが整い、血液の流れがよくなり妊娠しやすい体になります。ヨガを日常生活に取り入れて、妊娠しやすい体に近づけましょう。ヨガを行うのは、自宅で本や動画などを見ながら行う方法と、ヨガ教室に通う方法とがあります。

自宅で行うのには、時間やお金をあまりかけずに手軽に始めることができるというメリットがあります。忙しくてまとまった時間が取れない人や、あまりお金をかけずに気軽に始めたい人、自分のペースで行いたい人には自宅で行うヨガがおすすめです。以下に、自宅で行う場合のポイントを説明します。

無理をしない

ヨガを行うときに一番大切なことは、無理をしないことです。しんどいと感じるほど頑張ったり、痛みを感じるほど無理なポーズを取ったりしてはいけません。せっかくのストレス軽減効果が得られないだけでなく、逆にヨガがストレスのもとになってしまいます。

また、初心者や体が硬い人が無理なポーズを取ろうとすると、体を痛めてけがをする危険性もあります。無理をしてお手本と同じポーズを取る必要はありません。気持ちいと感じるところまでにとどめておきましょう。

ヨガを行う頻度と時間帯

妊娠しやすい体を作るためには継続することが大切です。できれば毎日することが理想ですが、3日に1回くらいでも効果はあります。毎日の生活の中で、無理なく取り入れられるように習慣化することをおすすめします。

食後すぐや、お風呂の直後は、体に負担がかかるので避けたほうがいいです。それ以外の時間ならいつでも効果が得られます。特におすすめなのは、朝目覚めてすぐと、夜寝る前です。

朝にヨガを行うと、体がすっきりして目覚めがよくなります。また、夜寝る前に行うと、リラックス効果により寝つきがよくなります。

ヨガを続けるためには毎日の生活の中に取り入れると続けやすいです。毎日の睡眠の前後に5分だけでもいいのでヨガを取り入れて習慣化すると、無理なく続けることができます。

用意するもの

動きやすい服装と、滑り止めのために下に敷ヨガくマット、お手本となる本やDVDなどです。

服装については、動きやすいものがいいですが、特別に用意する必要はありません。普段使用している部屋着などで十分です。また、靴下を履いていると滑りやすいので裸足で行いましょう。

ヨガマットは、床の上で行う場合に滑り止めのために敷きます。ホームセンターやスポーツ用品店などで数千円くらいで売っています。なければバスタオルなどで代用しても構いません。また、絨毯の上で行う場合はなくても構いません。

朝目覚めてすぐや寝る前に行う場合は、敷布団の上で行っても構いません。しかし、ふかふかのベッドや布団の場合は体が沈みすぎるので、床の上に降りて行ったほうがいいです。

お手本となる本やDVDなどは、いろいろなものが市販されていますので、自分の好みに合わせて選びましょう。お金をかけずに始めたい人は、you tubeなどで自分の好みの動画を検索してもいいでしょう。

初心者におすすめの本

以下に、妊活のためにヨガを始めてみたいという人におすすめの本を3つ紹介します。

1.疲れない体をつくる 夜のヨガ(サントーシマ香)

とてもリラックス効果が高く、体も心もゆるみ、ぐっすり眠ることができます。仕事と妊活との両立で頑張りすぎて疲れている人、体は疲れているのに心が緊張して眠れない人などにおすすめです。

タイトルの通り夜寝る前に、布団の中で行うのがおすすめです。夜にゆったり行うと、体がほぐれてぐっすり眠ることができます。リラックスしてぐっすり眠ることで、自律神経やホルモンのバランスも整います。

また、ヨガのポーズだけでなく、疲れない体のつくり方や、日常生活の中で心地よく過ごすためのヒントなどもたくさん書かれていて、とても参考になります。

2.自律神経どこでもリセット!ずぼらヨガ(崎田ミナ他)

ヨガのポーズがマンガで描かれています。ちょっとした隙間時間にできる簡単なポーズばかりが載っています。また、ポーズだけでなく、「このポーズはこの筋肉に効いています」などの詳細な解説もイラストで示されており、とても分かりやすいです。

ずぼらで運動嫌いな人でも無理なく続けられます。会社の仕事の合間でも、トイレでも、布団の中でも、時と場所を選ばずにできるのでおすすめです。

3.マタニティ和みのヨーガ ママも赤ちゃんもリラックスして妊娠しやすく、安産につながる 世界で一番「ラク」なヨーガ!(ガンダーリ松本)

CD付きの本です。妊娠前・妊娠中・出産後の3つの章に分かれています。タイトルにマタニティとありますが、妊娠中だけでなく、妊活中の女性が行うことで妊娠しやすくなる効果も期待できます。また、1人目出産後の体を整えたい2人目妊活中の女性にもおすすめです。

特に2人目を授かりたいと考えている人にとっては、1人目出産によってゆがんだ骨盤や疲れた体を元の状態に回復させることはとても大切です。この本には産後の体を整える効果のあるポーズも載っているのでおすすめです。

ヨガ教室に通う場合のポイント

家で一人でヨガを行ってもモチベーションが上がらないという人や、お金と時間に比較的余裕のある人、自己流で行うことに不安がある人にとっては、ヨガ教室に通うほうがいいです。ヨガ教室を選ぶ時のポイントを以下に示します。

通いやすい場所、時間帯であること

定期的に通うことを考えると、通いやすい場所、時間帯であることは必須です。例えば、平日の仕事終わりに通いたい場合は職場から近く、勤務時間終了後に余裕を持っていける時間帯であることが必要です。開始時間がギリギリで、ちょっと残業が発生したりすると間に合わないなどというようなことがあれば、定期的に通うのは難しいでしょう。

また、休日の昼間に通いたい場合は、家から距離があったり通いづらい場合は行くのが億劫になってしまいます。できるだけ家から近く通いやすい場所を選ぶようにしましょう。

クラスの難易度や目的などが自分に合っているか

クラスの難易度や目的などが自分のレベルや目的に合っているかも大切です。初心者がいきなり上級者のレベルの教室に行っても、レッスンについていけませんし、無理に行うことでけがの危険性もあります。また、妊活を目的とするヨガとダイエットなどを目的とするヨガでは、得られる効果が違ってきます。教室を選ぶ際は、難易度や目的が自分に合っているかを必ず確認しましょう。

体験コースがある場合は参加してみる

お試しの体験コースがある場合は必ず参加してみましょう。いくら評判がいいヨガ教室でも、自分に合うかどうかは行ってみないとわからないからです。まずは一度試してみて、自分が心地よいと感じるかどうか見てみましょう。

まとめ

ストレス解消効果のあるヨガは妊活に効果があります。ヨガのポーズや呼吸法を正しく行うと、心と体の両方に高いリラックス効果が得られます。続けることでホルモンバランスが整い、血液の流れがよくなり妊娠しやすい体になります。ヨガを日常生活に取り入れて、妊娠しやすい体に近づけましょう。

ヨガを行うときに一番大切なことは、無理をしないことです。しんどいと感じるほど頑張ったり、痛みを感じるほど無理なポーズを取ったりしてはいけません。気持ちいと感じるところまでにとどめておきましょう。

できれば毎日することが理想ですが、少なくとも3日に1回くらいは行いましょう。毎日の生活の中で、無理なく取り入れられるように習慣化することをおすすめします。

動きやすい服装と、滑り止めのために下に敷ヨガくマット、お手本となる本やDVDなどがあれば、自宅で気軽に始めることができます。

食後すぐや、お風呂の直後は避けて行いましょう。それ以外の時間ならいつでも効果が得られます。特におすすめなのは、朝目覚めてすぐと、夜寝る前です。

ヨガ教室に通う場合は、通いやすい場所、時間帯であること、クラスの難易度や目的などが自分に合っていることを必ず確認しましょう。体験コースがある場合は一度参加してみるといいでしょう。