ルイボスティーとは、南アフリカ原産のお茶の一種です。古くから南アフリカの先住民に飲まれてきましたが、妊活に効果のある成分が含まれていることが知られるようになり、不妊に悩む女性にも多く飲まれています。

そこで、ルイボスティーがなぜ妊活に効果があるのかを説明します。また、ルイボスティーのおすすめの飲み方なども紹介します。

活性酸素を減らす作用がある

ルイボスティーには、体をさび付かせ老化を早めてしまう「活性酸素」を減らす働きのある成分が含まれています。

活性酸素によって体の細胞が老化すると、卵子や精子の質が悪くなります。また、子宮や卵巣などの妊娠に必要な器官の機能が低下します。その結果、妊娠しにくい体になってしまいます。

人の体の中には、増えすぎた活性酸素を減らす酵素がもともとあります。しかし、その酵素の働きは、20代をピークに年齢とともに弱まっていくことが知られています。35歳を過ぎた高齢妊活女性は特に、活性酸素を抑える働きのあるものを外から補う必要があります。

ルイボスティーには、活性酸素を減らす働きのあるフラボノイドと呼ばれる成分が多く含まれています。フラボノイドとはポリフェノールの一種で、植物が外敵や紫外線などから自分の身を守るために作り出している成分です。

ルイボスの木が育つ環境は、年間を通して日差しが強く雨が少ないところです。また、夏と冬の気温の差も非常に大きい地域です。

このような過酷な自然環境に対応するため、ルイボスは自分の身を守るためのフラボノイドをたくさん作り出しています。

抗酸化作用のあるフラボノイドを豊富に含むルイボスティーを飲むことで、体の中の活性酸素が減り、細胞の老化を抑える効果が期待できます。卵子や子宮、卵巣などの老化が抑えられると、妊娠しやすい体に近づきます。

ノンカフェインである

紅茶や緑茶などのお茶にも抗酸化作用のあるポリフェノールは含まれています。しかし、紅茶や緑茶にはカフェインも含まれているため、妊活中の女性は摂りすぎるのはよくありません。

カフェインは、少しの量なら問題ありませんが、摂りすぎると妊娠しにくくなるといわれています。カフェインを摂りすぎることで卵管の働きが鈍ったり、子宮内膜の状態が悪くなったりするからです。

また、妊娠が成立した後にたくさんの量のカフェインを摂ると、流産の確立が高まります。そのため、妊活中の女性はカフェインを含む紅茶、緑茶やコーヒーなどの摂りすぎには注意が必要です。

しかし、ルイボスティーはノンカフェインです。妊活中の女性でも安心して飲むことができます。

エストロゲン様作用を持つ成分が含まれている

ルイボスティーには、エストロゲンと似たような働きを持つ物質が含まれていることが分かっています。エストロゲンは女性ホルモンの一つで、妊娠するためには欠かせない大切な働きをもっています。子宮内膜を厚くふかふかの状態に整え、受精卵が着床しやすい環境を整える効果があります。

エストロゲンと似たような働きを持つ成分が含まれているルイボスティーを飲むことで、子宮内膜が厚くなり妊娠しやすくなる効果が期待できます。

ルイボスティーの飲み方

ルイボスティーの飲み方は、煮出し、お湯出し、水出しの3種類があります。

煮出す場合は通常、やかんや鍋などを使ってお湯を沸かし、茶葉を入れて15~20分程度ぐつぐつと煮ます。

以下の写真は鍋で煮だしたルイボスティーの写真です。

煮出すことでルイボスティーの成分がしっかりと抽出されるので、妊活に効果のある成分をより多く摂ることができます。

しかし、煮出すのにある程度時間がかかるので、飲みたいと思ったときにすぐ飲むことができません。手間もかかるため、慣れないと面倒に感じてしまいます。

そういう場合は、お湯出しまたは水出しが可能なタイプの茶葉を選ぶことをおすすめします。

お湯出しの場合

お湯出しの場合は、熱湯を注いで5分程度でできあがります。すぐに飲みたい場合は一番早くできあがるのでおすすめです。

1杯分ずつ飲みたい場合はカップサイズのティーバッグを使用すると便利です。以下の写真は、カップサイズのティーバッグの写真です。

まとめてたくさん作りたい場合は、大きめのティーバッグを使用し、ティーポットやボトルなどを使用して作ります。以下の写真のようにマイボトルに入れて作ると、外出先への持ち運びも便利です。

ティーバッグは入れっぱなしにしていていても苦くなることはないので大丈夫です。

水出しの場合

水出しの場合は、水に茶葉を入れ、数時間つけておくとできあがります。できあがるまでに時間はかかりますが、お湯を沸かす必要もなく、ほったらかしでできあがるので手間がかかりません。すぐには飲まない場合や作り置きしたい場合、夏場で冷たいものが飲みたい場合などにおすすめです。

以下の写真は、水出しで作ったルイボスティーの写真です。

寝る前に作っておくと、翌日にはちょうどいい濃さになっています。水出しの場合でも、ティーバッグは取り出さなくても大丈夫です。

冷たいルイボスティーを飲んでもいいのか

水出しで作った冷たいルイボスティーは、お湯で作ったものと比べて十分な成分が抽出できないのではないかと思われるかもしれません。しかし、水出しが可能なタイプの茶葉を選べば、冷たい水でもしっかりと成分が抽出されるように作られているので大丈夫です。

ただ、冷たいアイスのルイボスティーを飲み過ぎると体が冷えてしまう可能性があります。体が冷えると血液の流れが悪くなるので妊活にはマイナスとなります。

アイスで飲む場合、飲み過ぎに注意しましょう。また、冷蔵庫に入れたり氷を入れたりしてキンキンに冷やすのではなく、常温くらいにしておいた方がいいです。常温の場合は日持ちがしないので、作った当日か翌日までには飲みきるようにしましょう。

豆乳やミルクなどを入れて飲んでもよい

ルイボスティーはそのままストレートで飲んでももちろんおいしいですが、以下の写真のように豆乳や牛乳を少し加えて飲んでもおいしいです。

ルイボスティー特有の味や香りが苦手な人でも飲みやすくなります。

豆乳やミルクを入れることで味がまろやかになり、ほんのり甘みも感じられます。さらに甘いものが飲みたい場合ははちみつや砂糖などを加えてもいいですが、糖分の取り過ぎには注意しましょう。

グリーンルイボスティーとは

グリーンルイボスティーも、通常のルイボスティーと原料は同じです。しかし、通常のルイボスティーは、茶葉を発酵させるのに対し、グリーンルイボスティーは未発酵の茶葉を使用します。

通常のルイボスティーと比べて、フラボノイドの一種であるアスパラチンという成分が豊富に含まれているといわれています。

発酵させたルイボスティーの茶葉は紅茶のような赤茶色をしています。一方で、グリーンルイボスティーはやや緑がかった茶色です。以下の写真で、左側が通常のルイボスティーの茶葉、右側がグリーンルイボスの茶葉です。

抽出すると、以下の写真のようになります。左側が通常のルイボスティー、右側がグリーンルイボスティーです。

ルイボスティーが濃い赤茶色であるのに対し、グリーンルイボスティーのほうが色は薄く、オレンジ色のような感じです。

味は、通常のルイボスティーと比べてすっきりしています。また、ほんのりと緑茶に近いような香りがします。どちらも妊活女性にお勧めの成分を含むので、味や香りの好みに合わせて選ぶといいです。

摂取量の目安と飲むタイミング

ルイボスティーは薬ではなくお茶なので、飲む量に特に決まりはありません。ただ、大量のルイボスティーを続けて飲むことで肝臓の機能に障害が出た事例が報告されています。

通常のお茶として飲む量であればまったく問題ありませんが、飲み過ぎには注意が必要です。何リットルもの量を毎日がぶ飲みするなどの無茶な飲み方はやめましょう。

通常、1日あたり500mL(マグカップ3杯分程度)くらいが、無理なく毎日飲める適量であるといわれています。

飲むタイミングも特に決まりはありません。いつ飲んでも大丈夫です。

例えばコーヒーなどのカフェインを含む飲み物の場合、寝る前に飲むと目が覚めて眠れなくなったり、空腹時に飲むと胃が荒れてしまったりする場合があります。

しかしルイボスティーはカフェインを含まないため、寝る前に飲んでも目が覚めて眠れなくなることはありません。また、胃が荒れることがないため空腹時に飲んでもかまいません。

食事と一緒、あるいは食後に飲んでももちろん大丈夫です。ルイボスティーの成分が食事の栄養成分の吸収を妨げることはありません。

このように、1日のうちどのタイミングで飲んでも問題ありません

葉酸サプリとの飲み合わせ

妊活中の女性にとって必ず摂りたい栄養成分の一つに葉酸があります。妊娠初期に葉酸が不足すると、赤ちゃんの脳や脊髄の形成がうまくいかなくなり、生まれてくる赤ちゃんの脳や神経に重い障害が起こる可能性が高まります。

これは、妊娠前から400μgの葉酸をサプリで補うことで防ぐことができます。生まれてくる赤ちゃんの障害のリスクを減らすために、妊娠を望むすべての女性は妊活中から葉酸サプリを摂ることが大切です。

ルイボスティーと葉酸サプリの飲み合わせは問題ありません。一緒に摂ると葉酸が壊れてしまったり吸収が妨げられたりするのではないかと思われるかもしれませんが、それはありません。

葉酸サプリとの飲み合わせに注意が必要なものとして知られているのは緑茶です。緑茶は葉酸の体内での働きを妨げると考えられています。しかし、ルイボスティーは緑茶とは異なり、葉酸の働きを妨げることがないので、妊活中の女性でも安心して飲むことができます。

ルイボスティーの選び方について

ルイボスティーは妊活に効果的ですが、飲んだらすぐに効果が出るというものではありません。続けて飲むことで徐々に妊娠しやすい体質へと近づいていきます。なので、続けて飲むことができるものを選ぶというのはとても重要です。

例えば、とても高品質で妊活によいといわれるものであっても、味がおいしくないと毎日飲むのが苦痛になります。また、抽出する作業に手間がかかり面倒であれば、毎日続けるのは難しいです。

ルイボスティーを選ぶときは、味が自分好みであるかどうかと、抽出方法が自分に合っているかどうかの2点を考えて選ぶようにするといいです。

ルイボスティーの味は、渋みはあまりなくすっきりとした味で、独特のさわやかな香りがあります。一般的に、グレードの高い高品質の茶葉を使用しているものほど味はおいしいです。

また、メーカーや商品によっても味が違います。ルイボスティーにハーブティーをブレンドしたり、様々なフレーバーを加えたりしている商品もたくさんあります。いろいろ試してみて好みの味を見つけるといいでしょう。

以下に、市販や通販で買えるルイボスティーの商品を紹介します。

ティーライフ

ティーライフは、健康茶、健康食品、化粧品の通信販売を行っている会社で、ルイボスティーの販売でも有名です。有機栽培された高品質の茶葉を使用したプレミアムオーガニックルイボスティーがあります。

以下は、お試し3個パックの写真です。ティーポット用の少し大きめのティーバッグが一袋につき30パック入っています。これだけ入って初回のみのお試し価格で970円です。

お湯を注ぐと短時間で色がしっかり出ます。くせがなく飲みやすいので、ルイボスティーは初めてという人でも飲みやすいと思います。水出しの場合は1時間ほどでできあがります。

ルピシア

ルピシアは、世界中の様々な種類のお茶を販売しているお茶の専門店です。全国各地に店舗がありますが、通信販売での購入もできます。以下はルピシアの店舗の写真です。

ルピシアで販売されているルイボスティーはバリエーションが豊富です。オーソドックスなルイボスティー以外にも、様々なフレーバー入りの商品が10種類以上あります。

以下は、全10種類が1パックずつ入ったお試しパックです。

お茶の専門店というだけあり、茶葉の品質にはとてもこだわっていて、味も香りもとてもいいです。いろいろな種類があるので自分の好みやその日の気分によって選ぶのもいいかもしれません。

抽出時間の目安は、お湯出しの場合は3~5分程度、水出しの場合は8~10時間程度です。

ノバテック

ノバテックは、ルイボスティーの茶葉や、ルイボスティーの成分を配合した石けんなどの通信販売を行っている会社です。以下の写真は、3種類の茶葉が入ったお試しパックです。初回限定のみのお試し価格で1820円です。

ノバテックのカップサイズのティーバッグは個包装になっています。持ち運びに便利で、外出先などでも手軽に飲むことができます。

味は濃く、短い時間でもしっかりと抽出されます。コクのある濃い味が好みの人にはおすすめです。ただ、水出しはできないようです。

カルディ

カルディは、コーヒー豆や輸入食品などを販売している会社で、店舗での販売と通信販売の両方があります。以下はカルディの店舗の写真です。

いくつかの種類のルイボスティーが販売されていますが、一番人気があるのは以下の商品です。

カーミエンというメーカーのものです。40パック入りで498円ととても安いです。コストコの店舗などでも同じ商品が販売されています。

香りが控えめで、ルイボスティー独特の香りに慣れていない人でも飲みやすいです。ただ、味や香りをしっかり楽しみたい人にとっては少し物足りないかもしれません。

また、抽出時間の目安は、お湯出しでは3~4分、水出しでは6時間程度です。

無印良品

無印良品には、ルイボスティーの茶葉だけでなく、ペットボトル入りのものも販売されています。外出先で飲みたくなった場合に買ってその場ですぐ飲むことができます。以下はペットボトルの写真です。

また、お湯に溶かして飲む粉末タイプのルイボスジンジャーチャイというものもあります。以下はその写真です。

チャイとは、インド式の甘いミルクティーのようなものです。通常のチャイは紅茶の茶葉を使いますが、紅茶の代わりにルイボスティーが使われています。

味は、ショウガとシナモンの香りがする甘いミルクティーという感じです。とても甘いので飲み過ぎには注意が必要ですが、ルイボスティー独特の味や香りが苦手な人でも飲みやすいです。

伊藤園

伊藤園のルイボスティーは、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどでもよく見かける商品です。以下はその写真です。

値段は15パック入りで400円程度です。身近なお店に置いてあることが多いので、手軽に買えます。くせのない味で飲みやすいです。

抽出時間の目安は、お湯出しは3分、水出しは2時間程度です。

まとめ

ルイボスティーは妊活に効果的であるといわれています。活性酸素を減らす効果のあるフラボノイドや、エストロゲンの働きを助ける成分が含まれているからです。また、摂りすぎに注意が必要なカフェインが含まれていないため、安心して飲むことができます。

ルイボスティーは続けて飲むことができるかどうかがとても大切です。摂取量に特に決まりはありませんが、1日500mL程度が無理なく続けられる適量であるといわれています。

市販や通信販売などでさまざまな商品が販売されています。商品によって味や香り、抽出方法などが違います。自分に合ったものを見つけるといいでしょう。